ブログ運営を行っていると、Google Search Consoleからこのようなメールが届くことも珍しくありません。
「ブログに何かしらの問題が発生している!?」と焦ってしまう人もいるかもしれませんが、そんなに大きな問題ではありませんのでご安心ください。
このページでは、そんな「送信されたURLはソフト404エラーのようです」の原因と対処法をご紹介していきます。
「送信されたURLはソフト404エラーのようです」の原因
原因を知るために、そもそもソフト404エラーとはなんなのか理解しておきましょう。
ソフト 404 エラーとは、URL にアクセスしたときに、ページが存在しないことをユーザーに伝えるページを表示し、200 レベル(成功)のコードを返すエラーのことです。コンテンツがほとんどまたはまったくないページ – たとえば、まばらに表示されるページや空のページなどがあります。
これを見てもイマイチ分かりませんよね。噛み砕いて説明します。
要はソフト404エラーとは、コンテンツが存在していないにもかかわらず404エラー(このページは存在しませんよという信号)を返していないページのことです。
実際にはページが存在しないにも関わらず、「このページは存在しています」と言う信号を返してしまっているのでおかしなことになっている状態です。
ソフト404エラーを具体例で解説
まだ分かりにくいかと思うので具体例で説明します
ここは興味のある人だけ読めばOKなので、解決策だけを知りたい人は「送信されたURLはソフト404エラーのようです」の対処法からお読みください。
例えば、Amazonでは日々大量の商品ページが新たに生成される一方で、問題がある商品(メーカー回収品など)のページは削除されます。
試しに、こちらのURLにアクセスしてみてください。
すると「申し訳ございません。入力されたウェブアドレスは当社サイトの有効なページではありません。」と表示されるはずです。
ですが、このURLではもともとマーシャルの音楽スピーカーが販売されていました。
現在は商品に問題があり商品ページ自体が削除されてしまっている状態です。
現在では商品が存在しないページとなっていますが、ここで404エラーのページをユーザーに表示させるのは格好悪いですし、あまりに不親切です。
▽ 404エラーページの例
そのため、このように「何かお探しですか?」という文言とともに、「 Amazonのトップページに戻るには、ここをクリックします。」リンクを設置し離脱を防いでいます。
このようなページは本来404エラーを返さなければいけないのですが、404エラーを返していない状況ができやすくなっているために今回のようなソフト404エラーが発生します。
「送信されたURLはソフト404エラーのようです」の対処法
通常のWebサイトであれば「送信されたURLはソフト404エラーのようです」と表示されれば、該当のページから正しく404エラーを返すようにしなければいけません。
ですが、WordPressでブログを運営している場合には基本的に何もしなくてOKです。
と言うのも、何もしなくてもそのまま放置していれば勝手に解決してくれます。
実際に僕も同じように「送信されたURLはソフト404エラーのようです」と過去に何度かメールが届いた経験がありますが、そのまま放置していれば自然とエラーが解消されています。
Search Consoleはまだまだ完璧ではないようで、コンテンツの幅が画面の幅を超えていますやクリック可能な要素同士が近すぎますといったエラーも検出されますが、それらも何もせずに放置していればいつも勝手に問題が解消されています。
そのため、わざわざ何かをする必要はありません。
そのまま様子を見てみましょう。
それでも不安な方はSearch Consoleへアクセスし、カバレッジの中にあるソフト404と書かれた項目をクリックしてみましょう。
そこに問題のあるURLが一覧表示されますので、そのURLにアクセスしてみて、何も問題のない通常のページであれば対応は必要ないということです。
どうしても気になるようなら、URL検査を行い再度クローラーに該当のページを確認してもらうことで解消される可能性も考えられます。
そのまま放置してもSEO的に問題はない?
そのまま放置すれば解決するとは言え、エラーをそのまま放置することに抵抗がある人もいることでしょう。
ですが、安心してください。
そちらについてはGoogleが公式に問題ないと公言しています。
- ソフト404エラーでペナルティは与えない
- ただしクローラーの効率が悪くなる
- できれば無くしてほしいが、致命的なエラーではないので焦る必要はない
「ソフト404エラーはSEO上ペナルティの対象?」という質問に対するジョン・ミューラー氏の回答
確かにソフト404エラーとは言え、クローラーのインデックス効率が悪くなりますので、できることなら無くすに越したことはありません。
ですが、Search Consoleで該当のURLを確認して問題のないページなら現状できることはURL検査ぐらいですので、焦らずにそのまま様子を伺いましょう。
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