Googleアドセンスのタグはどこに設置すればいいのか、サイト運営を始めたばかりの方や、設置方法で迷った経験がある方も多いのではないでしょうか。
「正しく貼れていないかもしれない」「場所を間違えて広告が表示されない」など、タグの設置場所ひとつで不安やトラブルが生まれがちです。
この記事では、Googleアドセンスのタグはどこがベストな設置場所なのか、初心者でも失敗しない手順やよくあるミスまで分かりやすく解説します。
サイトの種類や使っているテーマ別の最適な設置箇所、設置後のチェックポイント、トラブル時の対処法も網羅してご紹介します。
しっかり基礎から押さえることで、安心して広告運用をスタートできるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
Googleアドセンスのタグはどこに設置すればいいのか
 
Googleアドセンスのタグの設置場所は、審査用と広告掲載用で異なるので注意が必要です。
正しい位置に設置しないと審査が通らなかったり、広告が表示されないことがあります。
サイトの種類や利用するテーマによっても推奨される設置場所が違うため、しっかり確認しておきましょう。
審査用タグが必要なタイミング
Googleアドセンスに新規で申請するときや、新しいサイトを追加して審査を受けるときには、必ず審査用タグの設置が求められます。
これらのタイミングでGoogleから発行されるコードを、指定された場所に正しく設置する必要があります。
審査が完了して承認された後は、引き続き広告表示用のタグも必要に応じて設定しましょう。
設置場所の基本(headタグ内・bodyタグ直下など)
審査用タグや広告ユニットのタグは、HTML内の正しい場所に設置することがとても重要です。
基本的に審査用のサイトコードは<head>タグ内、広告ユニットのタグは<body>タグ直下や広告を表示したい任意の場所に入れるのが一般的です。
タグを間違った位置に設置すると、Googleアドセンスの審査や広告配信が正常に行われません。
- 審査用サイトコード: 基本は<head>タグ内
- 広告ユニットのタグ: ページの任意の広告表示箇所(例:本文中やサイドバー)
設置場所の指示が分からない場合は、Googleアドセンスの公式ヘルプや導入時の案内を確認しましょう。
サイトの種類別の設置位置(WordPress・HTMLサイト)
サイト運営に使っているシステムによってタグの貼り付け場所も変わります。
WordPressの場合、多くはテーマのカスタマイズ機能やウィジェット、header.phpや専用エリアにコードを追加します。
HTMLサイトの場合は、直接HTMLファイルを開いて<head>タグや広告を表示したい箇所にコピペします。
| サイトの種類 | 設置場所 | 
|---|---|
| WordPress | テーマの「カスタマイズ」内やheader.php、ウィジェット | 
| HTMLサイト | <head>タグ内、もしくは表示したい場所に直接挿入 | 
自動広告の場合も、<head>タグ内に設置するのが基本です。
テーマ別の設置場所(Cocoon・Swell・他主要テーマ)
WordPressの人気テーマごとに、Googleアドセンスのタグを簡単に設置できる機能が用意されています。
Cocoonの場合は、管理画面の「Cocoon設定」からアクセス解析・認証タグ欄にペーストするだけです。
Swellの場合は、カスタマイザーの「高度な設定」や「カスタムスクリプト挿入」項目を使ってheadタグ内に貼り付けます。
その他の主要テーマでも、「テーマのカスタマイザー」や「header.php」を編集することでheadタグ内に設置できます。
テーマごとのマニュアルを参考に設定しましょう。
プラグインで設置する場合の手順
WordPressの場合、プラグインを使うとGoogleアドセンスのタグ設置がとても簡単になります。
「Head, Footer and Post Injections」や「Insert Headers and Footers」などのプラグインが人気です。
- プラグインをインストール・有効化する
- プラグインの設定画面に移動する
- <head>用の入力欄にアドセンスの審査用タグ(または広告タグ)を貼り付ける
- 保存して完了
HTMLやテーマファイル編集に不慣れな方も、プラグインなら安心して設置できます。
タグ設置後にやるべき動作確認
タグを設置したら、必ず正しく反映されているか確認しましょう。
審査用タグの場合は、ソースコードを開いてhead内にタグが入っていることをチェックします。
広告タグの場合は、広告が実際に表示されるか、数時間後にページで確認してください。
また、Googleアドセンスの管理画面でタグ認識状況やサイトの審査状況を確認するのも大切です。
ミスしやすい典型的な間違い場所
Googleアドセンスのタグ設置でよくあるミスには、下記のパターンがあります。
- headタグ外やbodyタグ外にタグを貼ってしまう
- header.phpやfooter.phpで誤った箇所に挿入する
- 複数のテーマファイルに二重に貼り付けてしまう
- カスタマイザーやプラグインで正しく保存できていない
- HTMLのコメントアウト部分に貼っている
正しい位置に設置できているか、プレビューモードやソース表示を活用してチェックしましょう。
Googleアドセンスタグの取得方法
 
Googleアドセンスのタグは、効率的な広告運用には欠かせない重要なコードです。
自分のブログやサイトに広告を掲載する際、このタグの取得方法や種類、設置の注意点を理解しておくことが必要です。
取得から設置までの主な流れを確認していきましょう。
アカウント作成後の手順
まず、Googleアドセンスのアカウントを作成し、ログインします。
ダッシュボードの左側メニューから「サイト」または「広告」を選択してください。
「新しいサイトを追加」や「広告ユニットを作成」などの案内が表示されますので、指示に従って操作しましょう。
ここでサイト情報を入力すると、審査用または広告用のタグを取得する画面が自動的に表示されます。
取得したタグは忘れずにメモしておくと安心です。
- アドセンスにログイン
- 左側メニューから「サイト」または「広告」を選択
- 案内に従ってサイト情報や広告ユニットを作成
- 表示されたタグをコピー
- 自身のサイトに貼り付け
審査用と広告用で異なるタグの種類
Googleアドセンスのタグは、「審査用」と「広告用」に分かれています。
審査用タグは、サイトがアドセンスの利用規約に適合しているかどうかを判断するために設置するものです。
サイトの審査が終わったら、あらためて広告用のタグを配置しましょう。
| タグの種類 | 主な用途 | 設置タイミング | 
|---|---|---|
| 審査用 | サイト審査のために使用 | アカウント登録直後 | 
| 広告用 | 実際に広告を表示・収益化 | サイト審査合格後 | 
それぞれ用途が異なるため、状況に応じて正しいタグを利用しましょう。
コードのコピー方法と注意点
タグを取得したら、サイト内のHTMLに正確に貼り付けることが大切です。
コピーする際は、タグの一部を削除したり編集したりせず、必ずそのままコピーしましょう。
挿入場所は一般的に「<head>」タグの直後か、指定された広告枠の部分です。
タグの設置位置を間違えると、広告が正しく表示されないことがあります。
また、広告用タグの場合、同じコードを複数ページに使い回しても問題ありません。
審査用タグは、審査が終了したら削除しても影響ありませんが、広告用タグは収益化のために継続して設置する必要があります。
- タグは改変せずそのまま貼り付ける
- 指定された位置に設置する
- 設置後、広告が正しく表示されているか必ず確認する
これらのステップと注意点を守り、安全かつ効果的にアドセンスタグを運用しましょう。
Googleアドセンスのタグ設置で起こるエラーと原因
 
Googleアドセンスのタグ設置時には、意図せずエラーが発生してしまうことがあります。
それぞれの原因を知り、適切に対処することが収益化への第一歩です。
貼り付け位置によるエラー
アドセンスのタグは、サイトのHTML内の正しい場所に貼り付ける必要があります。
例えばheadタグ内に挿入する指定があるタグを誤ってbody直下や適切でない位置に貼ると、審査や配信でエラーになることがあります。
一般的なエラー例としては、以下のようなものがあります。
- headタグ内でなければならない広告コードをfooterや別のテンプレートファイルに貼ってしまう
- 複数の同じコードを重複して貼り付けてしまい重複エラーが出る
- HTML構造がカスタマイズなどで崩れている場合、正しくコードが読み込まれない
広告コードごとに推奨される設置場所が異なるため、広告ユニットの案内やガイドに従って正しい位置を確認することが大切です。
WAFやセキュリティ設定でのブロック
WAF(Web Application Firewall)やサーバーのセキュリティ設定が原因で、Googleアドセンスのタグそのものがブロックされている場合があります。
とくにレンタルサーバーや独自ドメインブログなどでは、デフォルトでWAFが有効になっていることが多いです。
こうした場合、アドセンスの審査用コードや広告コードを貼った途端、ページが正しく表示されない、広告が未配信、管理画面から警告メッセージなどのトラブルが発生しがちです。
| 症状 | 想定される原因 | 対処方法 | 
|---|---|---|
| 広告が表示されない | WAFによるJavaScriptブロック | WAF設定の一時解除や除外設定を行う | 
| 審査コード設置後にページが真っ白 | セキュリティ機能の過剰反応 | セキュリティ設定の見直し | 
| 「不正なコードが検出されました」表示 | 広告コード内ワードによる誤検知 | 該当ワードの除外設定やサポート問い合わせ | 
問題発生時は、まずサーバー管理パネルなどでWAFやセキュリティ設定の有効・無効を確認しましょう。
テーマやプラグインの干渉
WordPressなどのCMSを利用していると、テーマの仕様やプラグインが原因でアドセンスのタグが正しく動作しないケースがあります。
特定のテーマではheadやbody内へのコード挿入処理が特殊で、カスタマイズに制限がかかっていることもあります。
また、広告ブロック用やキャッシュ系・高速化系のプラグインがアドセンスのJavaScript読み込みを妨害してしまう現象も多いです。
こうした場合、以下のようなトラブルが発生しやすくなります。
- 広告が一部のページで表示されない
- テーマの自動最適化処理によりコードが変換・一部削除される
- キャッシュによる広告コードの反映遅延
一時的にプラグインを停止したり、テーマを公式サポートがあるものへ変更することで問題が改善する場合もあります。
問題の切り分けのため、まずは1つずつプラグインをオフにして検証するのがおすすめです。
Googleアドセンスタグの貼り付けがうまくいかない時の解決策
 
Googleアドセンスのタグを正しく貼り付けたつもりなのに、広告が表示されないことがあります。
このような場合にはいくつかのポイントを順番に確認することで、スムーズに問題を解決できます。
よくあるトラブルとその解決方法を紹介しますので、1つずつ試してみましょう。
サーバー設定の見直し
アドセンスタグが正しい場所に貼り付けられていても、サーバーの設定によって表示が妨げられることがあります。
特に確認したいのが、「WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)」や「セキュリティプラグイン」が稼働していないかどうかです。
WAFが有効だと、JavaScriptコードの一部がブロックされたり、意図しない動作が発生することがあります。
下記の点をチェックしましょう。
- WAF機能を一時的にオフにできるか確認する
- セキュリティプラグインが干渉していないか無効化してみる
- サーバー運営会社のヘルプページやサポートに問い合わせて詳細を聞く
もし問題がサーバー設定に関係していれば、一時的に設定を変更した後に再度表示を確認してみましょう。
コードの再取得と再貼り付け
貼り付けたタグ自体が古かったり、コピー&ペースト時に一部が抜け落ちてしまっていると、正しく動作しません。
Googleアドセンスの管理画面にログインし、最新のコードを取得することが大切です。
| 問題の例 | チェックポイント | 
|---|---|
| コードが途切れている | 最初から最後までコピーできているか確認 | 
| 古いコードを使っている | 管理画面で最新のタグを再取得 | 
| 途中で文字化けしている | エディタの種類や貼り付け方法を変えてみる | 
必ずコードをコピーする際は、前後の余計な文字やスペースが混ざらないよう注意してください。
貼り付けたら、表示位置やhtmlの構造も念のため見直してみると安心です。
キャッシュクリアと反映のタイミング確認
貼り付けやサーバー設定を修正しても、ブラウザやサーバーのキャッシュが残ったままだと、変化が反映されないことがあります。
キャッシュをクリアした上で、最新の状態でページを確認しましょう。
また、Googleアドセンスの広告は、貼り付けてから実際に表示されるまで数時間から1日ほどかかる場合もあります。
以下のステップで対応してみてください。
- ブラウザのキャッシュを削除してページを再読み込み
- サイトのキャッシュ系プラグインやサーバーキャッシュもクリアする
- 貼り付けてから24時間程度は待ってみる
- それでも表示されない場合はGoogleアドセンスのポリシーやアカウント状況も確認する
これらを確認することで、キャッシュや反映タイミングが原因の時もスムーズに解決できます。
Googleアドセンスタグの設置を正しく完了させるためのポイント
 
ここまででGoogleアドセンスのタグについて基本的な内容や、設置個所についてご紹介しました。
最後に、タグの設置を正しく完了させるために大切なポイントをまとめます。
まず、Googleアドセンスのタグは正しい位置に設置することが重要です。
ヘッダー内か、bodyタグの開始直後など、推奨されている場所にしっかり挿入しましょう。
タグをコピペする際には、前後に誤ったコードや別のスクリプトが混ざらないよう丁寧にチェックしてください。
サイトのキャッシュやプラグインの影響で、設置後すぐに反映されない場合もあります。
その際はキャッシュをクリアしてから、もう一度設置状況を確認してみましょう。
また、アドセンスの管理画面で「検出されていません」と表示される場合には、タグの記述ミスや非公開設定、テーマとの相性問題が原因のことも多いです。
もしうまくいかない場合でも、焦らず一つずつ見直してみてください。
正しく設置されたかを確認するには、Googleアドセンスの管理画面以外にも、サイトのソースコードを表示してタグがあるかチェックすると安心です。
これらのポイントを押さえて、Googleアドセンスのタグ設置を無事に完了させてください。
収益化への第一歩となる大切な作業ですので、しっかり取り組みましょう。

 
    
