WordPressで適切なサイズの画像を選ぶ方法|SEOと表示速度を両立させる最適解とプロの実践テクニック

リビングのテーブルに置かれたノートパソコンと積み重ねられた本とコーヒーカップ WordPress

WordPressでサイトを運用していると、画像サイズの選び方に悩んだ経験はありませんか。

「なんとなくアップロードしているけれど、適切なサイズの画像が分からない」「画像が大きすぎて表示が遅い、逆に小さすぎてぼやけてしまう」といった問題は多くの方が抱えています。

実は、WordPressで適切な画像サイズを選ぶことは、SEO対策やデザインの一貫性、ユーザー満足度に直結しています。

この記事では、WordPressにおける適切なサイズの画像の選び方から、最適化のコツ、用途ごとのおすすめサイズ、効率化できるプラグインまで、実践的に紹介します。

これから紹介するポイントを押さえれば、あなたのサイトの見栄えやパフォーマンスが一段とアップしますので、ぜひ最後までご覧ください。

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WordPressで適切なサイズの画像を選ぶための具体的な基準

バラの花とゴールドのデスクライトが置かれたおしゃれな作業デスクとノートパソコン

WordPressサイトにアップロードする画像のサイズや解像度は、ページの表示速度やユーザビリティ、さらにはSEOにも大きな影響を与えます。

画像サイズが適切でないと、サイトの表示が遅くなったり、デザインが崩れてしまったりするため、それぞれのシーンに合った基準を理解して画像を選ぶことがとても大切です。

画像の横幅・縦幅の目安(ピクセル)

WordPressで使用する画像の理想的な横幅や縦幅は、表示する場所によって変わります。

一般的な記事本文内の画像であれば、横幅は最大でも1200ピクセル程度、最小でも600ピクセル程度が目安です。

サムネイルやアイキャッチ画像の場合は、300ピクセル×300ピクセルや、横幅1200ピクセル×縦幅630ピクセルなど、テーマに合わせて使い分けるのがポイントです。

スマホやタブレットでもきれいに表示されるよう、横長や正方形などアスペクト比も意識すると良いでしょう。

ファイルサイズの推奨値(KB単位)

画像ファイルのサイズが大きすぎると、ページの読み込み速度が遅くなります。

一般的には、一枚あたり100KB以下の画像に抑えることが推奨されています。

大きなメインビジュアルやスライダーに使う画像でも、150KB〜200KB以内を目安にしましょう。

画像の品質を保ちつつ圧縮するには、JPEG形式やWebP形式の利用がおすすめです。

主要な画像用途ごとの適切なサイズ

画像の使い道に応じて、適切なサイズを意識することが重要です。

  • アイキャッチ画像:横1200ピクセル × 縦630ピクセル前後
  • サムネイル画像:横300ピクセル × 縦300ピクセル程度
  • 記事本文中の画像:横幅800ピクセル〜1200ピクセル
  • バナー画像:横幅1000ピクセル〜1500ピクセル
  • ギャラリー画像:800ピクセル四方やテーマ指定のサイズ

これらのサイズはあくまで目安ですが、サイト全体のデザインやレイアウトに合わせて微調整すると見栄えが良くなります。

WordPressテーマ別に合った画像サイズの考え方

WordPressの各テーマでは、推奨される画像サイズが異なる場合があります。

テーマごとに設定されているアイキャッチ画像やサムネイルの推奨サイズを確認し、それに合わせて画像を加工・リサイズすることが大切です。

テーマ名 推奨アイキャッチサイズ サムネイルサイズ
Cocoon 横800px×縦450px 横300px×縦300px
Swell 横1200px×縦630px 横300px×縦200px
Lightning 横1200px×縦600px 横300px×縦300px

テーマに合わせて画像サイズを調整することで、見た目の統一感が生まれます。

Google推奨の画像サイズとアスペクト比

GoogleはSEO観点からも画像サイズとアスペクト比を重視しています。

主に横1200ピクセル以上の幅を持ち、3:2や16:9など一般的なアスペクト比を推奨しています。

Google Discoverに表示されるためには、より大きなサイズ(例えば横1200ピクセル×縦628ピクセルなど)の画像が必要です。

画像検索にも最適化するなら、ファイルサイズを小さくしつつ、鮮明で情報が伝わりやすい比率・解像度をキープしましょう。

スマホ・タブレットで見やすい画像サイズ

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で画像を表示する場合、横幅600ピクセル〜800ピクセル程度が見やすいとされています。

レスポンシブ対応のテーマなら、大きめの画像を用意しておくことで、自動的に端末サイズに合わせて縮小・表示されます。

重要なのは、文字や細かい部分が潰れず、指でタップしたときにも違和感がない解像度を保つことです。

テスト表示やプレビューを活用して、スマホ・タブレットでの見え方を必ずチェックしましょう。

WordPressで画像サイズを最適化するメリット

カフェ風のデスクに置かれたノートパソコンと観葉植物やマグカップがあるホームオフィス

WordPressで適切なサイズの画像を使用することは、ウェブサイト運営において非常に重要なポイントです。

画像サイズの最適化には、アクセスしたユーザーだけでなく、サイトの管理者にもさまざまなメリットがあります。

以下で基本的な3つのメリットを紹介します。

表示速度の向上

画像サイズが大きすぎると、ページを表示するまでに時間がかかってしまいます。

その結果、ユーザーの離脱率が高まり、コンテンツを見てもらえる機会も減ってしまいます。

画像を適切なサイズに調整することで、ページの表示がスムーズになります。

表示速度が速いと、ユーザーはストレスなくサイトを利用できます。

  • ユーザー体験の向上
  • モバイル通信量の節約
  • コンテンツの閲覧促進

サイトの表示速度を改善したい場合は、画像サイズの調整が効果的です。

SEO評価への好影響

検索エンジンは、ページの読み込み速度を評価基準のひとつとしています。

無駄に大きな画像が多いと、検索順位の低下につながる可能性があります。

適切なサイズの画像を使用すると、クローラーがページを素早く解析でき、SEOにも好影響があります。

画像サイズ ページ表示速度 SEO評価
適切 速い 高い
大きすぎる 遅い 低い

SEO対策でも、画像サイズの調整は必須といえます。

デザインの一貫性の担保

画像のサイズがバラバラだと、サイト全体のデザインが整いません。

余白やレイアウトの崩れが生じやすく、プロフェッショナルな印象を損なう場合もあります。

適切な画像サイズに統一すると、ページ全体のバランスが美しくなります。

デザインの一貫性が保たれることで、サイトの信頼感や見やすさが向上します。

画像サイズが不適切な場合に起きるトラブル

カフェ風のデスクに置かれたノートパソコンと観葉植物やマグカップがあるホームオフィス

WordPressで画像をアップロードする際にサイズが適切でないと、さまざまなトラブルが発生します。

適正な画像サイズを守らないと、サイトの表示速度やデザイン、ユーザー体験に悪い影響を与えてしまうことがあります。

ページの表示が遅くなる

画像のサイズが大きすぎると、ページの読み込みに時間がかかってしまいます。

表示スピードが遅くなると、ユーザーは途中でページを離れてしまうことがあり、結果的にサイトの評価が下がります。

検索エンジンもページの表示スピードを重視しているため、SEOにも悪い影響が出やすくなります。

  • 重たい画像はサーバーの負担も増えます
  • ユーザーのデータ通信量も多くなります
  • 複数画像があるとさらに影響が大きくなります

画像がぼやける・荒れる

画像サイズが小さすぎる、または解像度が低い画像を引き伸ばして表示すると、画質が劣化しやすいです。

逆に高解像度すぎる画像を無理に縮小しても、ファイルサイズばかり大きくなり効率的ではありません。

下記の表のように、画像サイズと表示エリアのバランスが重要です。

画像サイズ 表示結果の例
適切なサイズ きれいに表示される
小さすぎる ぼやけやすい
大きすぎる 容量が無駄に大きい

スマホ表示の崩れ

パソコンでは問題なく見えた画像でも、スマホで表示するとレイアウトが崩れることがあります。

画像サイズが大きすぎると横スクロールが必要になったり、デザインのバランスが悪くなったりする場合があります。

小さすぎる画像は拡大表示されてボケてしまうことも少なくありません。

スマホ利用者が多い現代では、画像のサイズ調整をパソコンとスマホ両方で意識することが大切です。

WordPressで画像サイズを最適化する方法

GoogleサーチコンソールでSEOデータを確認しているノートパソコンの作業風景

WordPressサイトで画像を最適なサイズに調整することは、ページの表示速度向上やデータ容量削減にとても効果的です。

適切なサイズの画像を使うことで、訪問者に快適な閲覧体験を提供できます。

ここでは、WordPressにおける画像サイズの最適化方法をいくつか紹介します。

画像編集ソフトでリサイズ

画像をWordPressにアップロードする前に、画像編集ソフトで必要なサイズにリサイズしておく方法があります。

これには、PhotoshopやGIMP、Paint.NETなどが利用できます。

リサイズする際は、表示する幅や高さに合わせてピクセル単位で調整するとよいでしょう。

例えば、本文内で横幅600pxで表示する場合は、画像自体も600px程度にリサイズしておくことで無駄なデータを減らせます。

リサイズの手順は下記のとおりです。

  1. 画像編集ソフトを開く
  2. 対象画像を読み込む
  3. 「サイズ変更」や「リサイズ」機能を選択する
  4. 表示したいサイズ(推奨ピクセル数)を入力する
  5. 名前を付けて保存する

このように事前に画像サイズを調整しておくと、WordPressのサーバー容量の節約にもつながります。

Webサービスでの圧縮

画像編集ソフトを使わない場合は、無料のWebサービスを利用して画像を圧縮する方法もおすすめです。

圧縮することで、画像の見た目をなるべく保ちつつ、データ容量を大幅に減らすことができます。

代表的なWebサービスの比較表を参考にしてください。

サービス名 対応形式 特徴
TinyPNG PNG, JPG ドラッグ&ドロップで簡単に使える
Compress JPEG JPG 一度に多くの画像を処理可能
Optimizilla JPG, PNG 画質をスライダーで調整できる

このようなサービスを使うことで、画像の品質を維持しながらファイルサイズを小さくできます。

圧縮後の画像をWordPressへアップロードすることで、表示速度の改善に繋がります。

WordPressのメディア設定の活用

WordPressには、画像アップロード時に自動でサイズを調整する「メディア設定」があります。

ダッシュボードの「設定」→「メディア」から、サムネイル・中サイズ・大サイズの各項目で表示したい幅や高さを設定できます。

画像の自動生成サイズを把握することで、どういった場面でどの画像が使われているかを理解しやすくなります。

特に複数人で運用している場合は、チームでルールを統一しておくとより効率的です。

  • サムネイルサイズ:投稿一覧やギャラリーで使用
  • 中サイズ:本文内やウィジェットで使用
  • 大サイズ:ブログ記事のトップ画像や見出し画像で使用

必要に応じてメディア設定を見直し、目的に合った画像サイズを選ぶことがポイントです。

画像用途別のおすすめサイズ(WordPress用途ごと)

大きなモニターとノートパソコンが並ぶ明るくスタイリッシュなホームオフィスデスク

WordPressで画像を使う場合、用途ごとに最適なサイズが異なります。

画像のサイズ選びは、表示の美しさだけでなく、ページの読み込み速度やSEOにも影響します。

ここでは、代表的な用途ごとにおすすめの画像サイズを紹介します。

アイキャッチ画像

アイキャッチ画像は、記事の顔ともいえる重要な画像です。

多くのWordPressテーマではアイキャッチ画像の推奨サイズが指定されていますが、一般的には横幅1200px、高さ630px前後が目安です。

このサイズなら、パソコンやスマホなどさまざまなデバイスでバランス良く表示されます。

  • 横長(推奨):1200×630px
  • 正方形:800×800px
  • 小さめの場合:600×315px

テーマによってサムネイルの表示サイズが異なるので、事前に確認しましょう。

記事内の写真・イラスト

記事内で使う画像は、本文の幅に合わせるのが基本です。

レスポンシブデザインに対応したテーマが増えているため、横幅は最大でも800〜1200px程度が無難です。

あまり大きすぎると表示が重くなってしまうため注意しましょう。

複数画像を並べる場合は、幅を400〜600px程度に調整すると見やすくなります。

用途 推奨サイズ
1カラム表示 横800〜1200px
2枚並べて表示 横400〜600px
サムネイル用 横150〜300px

プロフィール・アバター

プロフィールやアバターに使う画像は、正方形が一般的です。

WordPressのデフォルトでは96×96pxですが、高解像度ディスプレイに対応するなら倍の192×192pxやさらに大きめで用意してもOKです。

丸型で表示される場合も多いので、画像の端が切れてしまわないよう余白を意識しましょう。

OGP画像

OGP画像は、SNSやLINEなどで記事がシェアされたときに表示される画像です。

一般的には1200×630pxが最適とされており、FacebookやX(旧Twitter)、LINEなど多くのSNSで推奨されています。

文字を入れる場合は上下左右に余白を持たせ、中央に配置することをおすすめします。

サイトロゴ・ファビコン

サイトロゴは、横長で使われることが多く、横250〜500px・縦60〜100pxが目安です。

ファビコン(ブラウザのタブやブックマークで表示される小さなマーク)は、正方形で最低でも512×512pxで作成しておきます。

PNG形式で背景透過にしておくと、デザイン面での自由度が高まります。

WordPressで画像のサイズ管理を効率化できるプラグイン

ノートパソコンでプレゼンテーション資料を作成する男性の手元のクローズアップ

WordPressで画像を適切なサイズに管理することは、ページ表示速度の向上やデザインの統一に大きく役立ちます。

しかし、手動で画像サイズを調整するのは手間がかかるため、専用のプラグインを活用するのがおすすめです。

以下では、画像サイズ管理や最適化に便利な人気プラグインを紹介します。

EWWW Image Optimizer

EWWW Image Optimizerは、WordPressでアップロードするすべての画像を自動で最適なサイズや容量に圧縮してくれるプラグインです。

日本語対応で、初心者でも簡単に利用できるのが魅力です。

以下のようなメリットがあります。

  • 自動で画像サイズをリサイズ・圧縮できる
  • 既存の画像も一括で最適化できる
  • サイトの表示速度が向上する
  • 迷わず導入できるシンプルな操作性

画像を多く扱うブログやメディアサイトにおすすめのプラグインです。

TinyPNG

TinyPNGは、圧縮率の高いPNGやJPEG画像の圧縮が得意なクラウド型サービスで、WordPressプラグインから手軽に利用できます。

無料でも月間500枚までの画像を自動で最適化でき、追加課金でさらに多くの画像を処理することも可能です。

次の表でTinyPNGの主な特徴をまとめます。

特徴 内容
圧縮形式 PNG・JPEG対応
圧縮方法 クラウド上で高速処理
無料枠 月500枚まで
操作方法 アップロード時に自動圧縮

公式サイトのAPIキーを取得して設定するだけで、難しい作業は不要です。

画像の枚数が比較的少ないサイトや、手軽に運用を始めたい方に向いています。

Imagify

Imagifyは、圧縮レベルを自由に選べる柔軟性が魅力の画像最適化プラグインです。

アップロード時や既存画像にも適用できるため、WordPressで画像管理を見直したい方に最適です。

次のような特長があります。

  1. 3段階の圧縮レベル(ノーマル・アグレッシブ・ウルトラ)から選択できる
  2. WebP形式への自動変換も可能
  3. 使いやすい管理画面で一括最適化ができる

無料プランでも月間20MBまで最適化でき、さらに圧縮ニーズが高まれば有料プランを選ぶこともできます。

圧縮品質と自由度、さらに新しい画像形式への対応を重視したいユーザーにおすすめです。

適切な画像サイズでWordPressサイトを運用するためのポイント

ノートパソコンでWebサイトテンプレートを閲覧しているビジネスパーソンの手元

これまでWordPressサイトにおける画像の役割や最適化の方法について説明してきました。

記事の最後に、画像サイズの調整や選び方がなぜ重要なのか、ポイントをまとめてお伝えします。

WordPressで画像を扱う際は、ただ見た目だけでなく、表示速度やSEOにも大きく影響します。

画像が大きすぎるとページの読み込みが遅くなり、ユーザーのストレスや検索順位の低下につながります。

逆に小さすぎる画像はサイトの印象や伝えたい情報の質を下げてしまいます。

また、画像の圧縮やリサイズを行うことで、サーバーの負荷やストレージ消費を抑えることもできます。

バランス良く画像サイズを調整し、サイト全体で統一感を持たせることで、快適で見やすいWordPressサイトを目指しましょう。

これらのポイントをおさえて適切なサイズの画像を使い、より魅力的なウェブサイト運営に活かしてください。