無料でマインクラフトサーバーを立てたいけど設定や制限に不安を感じていませんか。
Aternosサーバーは手軽に始められる反面、起動制限やメモリ制約、MOD導入でつまずくことが多いのが実情です。
この記事では初心者でも迷わない導入手順と、性能や制限、MOD運用、トラブル対処から安定運用まで実践的に解説します。
アカウント作成から接続方法、ログ確認やバックアップ手順、移行プランまで章立てで具体的な手順をまとめました。
さらにラグ対策や権限設定、MODとプラグインの互換性チェックなど役立つコツも紹介しますので、最後まで読めば運用の自信がつきます。
まずは「導入手順」から順に確認して快適なサーバー運用を始めましょう。
Aternosサーバー導入手順
Aternosでサーバーを立てる流れを、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
アカウント作成
Aternosの公式サイトにアクセスして、画面右上のサインアップを選択してください。
メールアドレスとパスワードで登録する方法と、GoogleやMicrosoftアカウントで連携する方法があります。
登録後はメール認証が必要になる場合があるので、受信トレイを確認してください。
セキュリティのために推測されにくいパスワードを設定し、二段階認証の案内があれば有効にすることをおすすめします。
サーバー作成
ログイン後のダッシュボードで「Create」や「サーバーを作成」ボタンをクリックして手続きを始めます。
サーバー名や説明は後から変更できますので、まずは仮の名前でも問題ありません。
Aternosは無料サービスのため、サーバー起動時に待機キューが発生することがある点に注意してください。
キューが長い場合は、混雑時間を避けるなどで待ち時間を短縮できます。
バージョン選択
サーバー作成画面では、まず使用するMinecraftのエディションとバージョンを選びます。
MODやプラグインを使う予定がある場合は、対応バージョンを事前に確認してください。
| 用途 | 推奨バージョン |
|---|---|
| 安定プレイ | 1.18 |
| MOD導入 | 1.12 1.16 1.20 |
| プラグイン利用 | 1.8 1.12 1.16 |
表の内容はあくまで目安ですので、導入したいMODやプラグインの推奨バージョンを優先してください。
設定の保存
バージョンやゲームモードなどの設定を変更したら、画面内の保存ボタンを必ず押してください。
設定変更後はサーバーを再起動しないと反映されない項目があるため、保存と再起動をセットで行うと確実です。
OPやホワイトリスト、難易度設定など、運用に関わる部分は早めに整理しておくと管理が楽になります。
サーバー起動
ダッシュボードの「Start」ボタンを押してサーバーを起動します。
起動には数十秒から数分かかることがあり、コンソール上で進行状況を確認できます。
起動に失敗した場合は、ログを確認して原因を特定し、必要なら設定を元に戻して再挑戦してください。
接続方法
サーバーが起動したら、表示されるアドレスとポート番号を確認します。
- マルチプレイを開く
- サーバーを追加する
- アドレスを入力する
- 接続を開始する
Java版とBedrock版で接続手順や必要な情報が異なるため、使用中のクライアントに合わせて案内を確認してください。
初回確認項目
最初の接続が成功したら、ワールドデータやチャット、コマンドの挙動を確認してください。
OP権限での確認、スポーン地点やワールド境界、時間や天候の設定などをチェックすると安心です。
さらに、プラグインやMODを導入している場合は、機能が正しく動作しているかを個別に検証してください。
問題が見つかったらログと設定を照合し、必要に応じてバックアップから復元する準備をしておきましょう。
Aternosサーバーの性能と制限
Aternosは無料で手軽にサーバーを立てられる反面、いくつかの性能上の制約が存在します。
これらの制約を理解しておくことで、快適な運用につなげられます。
メモリ制限
Aternosではサーバーに割り当てられるメモリ量が固定されることが多く、自由に大幅増量できない点に注意が必要です。
特にMODや大きなワールドを導入する場合は、メモリ不足でクラッシュや重度のラグが発生しやすくなります。
| 用途 | 目安メモリ |
|---|---|
| 小規模プレイ | 512MBから1024MB |
| 中規模プレイ | 1536MBから2048MB |
| MOD多用 | 2048MB以上 |
実運用では、メモリ使用量を下げるためにView Distanceを縮めることや、不要なプラグインやMODを外すことをおすすめします。
また、PaperやPurpurなど最適化されたサーバージャーを使うとメモリ効率が改善されます。
処理負荷
AternosのサーバーはCPUリソースも制限されていますので、CPU負荷が高くなる処理は避ける必要があります。
具体的には大規模な自動化装置や多数のエンティティが一度に処理されるとティック遅延が発生しやすくなります。
処理負荷を下げる対策としては、赤石回路やマシンの規模を抑えること、エンティティ数を管理することが有効です。
さらに、定期的な再起動で長時間稼働による負荷蓄積をリセットすることも効果があります。
同時接続数
Aternosでは同時接続可能なプレイヤー数もサーバー構成や負荷状況によって実際値が変化します。
- 1から4人向け 小規模
- 5から10人向け 中規模
- MOD多用時は少人数推奨
- ラージワールドは接続数を抑える
目安としては軽量設定なら数人から十数人まで対応できますが、MODやプラグインが増えると対応人数は急速に下がります。
負荷が高まったときは、入場制限やホワイトリストの運用で接続数をコントロールすることを検討してください。
起動時間制限
Aternosは起動に待ち行列が生じることがあり、すぐにサーバーに入れない場合があります。
また、長時間プレイヤーがいないと自動で停止する仕組みがありますので、常時稼働させる用途には向かない点があると理解してください。
プレイ予定の少し前にサーバーを起動して待つことや、重要な作業は事前にスケジュールしておくと安心です。
ファイルサイズ制限
ワールドのアップロードやMODおよびリソースパックのファイルサイズにも制限があり、大容量ファイルは扱えないことがあります。
大きなワールドを移行する場合は分割や圧縮を行うか、外部ストレージを併用する方法を検討してください。
また、重いリソースパックはクライアント側の読み込み時間を延ばし、接続の妨げになることがあるため、軽量化を心がけると良いです。
AternosサーバーでのMODとプラグイン運用
Aternosは無料で手軽にMinecraftサーバーを立てられるため、MODやプラグインを導入して遊び方を拡張したい人に人気があります。
ただし、ホスティングの制約やソフトウェアの種類によって導入方法や動作可否が変わりますので、事前に仕組みを理解しておくと失敗を減らせます。
Forge導入
サーバーソフトの選択画面でForgeを選ぶと、対応するForge環境がサーバーに適用されます。
Forgeを選択したら一度サーバーを起動してmodsフォルダを生成してください。
生成後はAternosのファイルマネージャーからjarファイルをmodsフォルダへアップロードすることでMODを導入できます。
クライアント側も同じForgeバージョンと同名のMODを入れておく必要がありますので、プレイヤーに注意を促してください。
重いMODや多すぎるMODは起動や動作に影響しますので、導入は段階的に行うことをおすすめします。
Fabric導入
Fabricを使う場合も、ソフトウェア選択でFabricを指定してサーバーを用意します。
Fabric環境には多くの軽量化MODやAPIがあり、例えばFabric APIが必須となるMODが多く存在しますので忘れずに導入してください。
FabricのMODもmodsフォルダにアップロードする方式が基本ですので、クライアント側の導入も忘れないでください。
一部のMODはFabricとForgeで互換性がないため、使用するMODの対応先を必ず確認してください。
プラグイン導入
AternosではBukkit系のプラグインを利用するには、サーバーソフトにPaperやSpigotなどを選ぶ必要があります。
プラグインはサーバーのプラグイン管理画面から公式リポジトリのインストールや手動アップロードが可能です。
- ソフト選択でPaperまたはSpigotを選ぶ
- プラグインタブから追加する
- 必要なら設定ファイルを編集する
- サーバーを再起動して変更を反映する
プラグインはサーバー側だけで動作するので、クライアントに特別な導入を要求しない点が利点です。
MOD互換性
MODとプラグインの互換性は、使うプラットフォームによって決まります。
特にForgeとFabricはランタイムが異なるため基本的に共存できません。
| MODタイプ | 必要サーバー | 互換性の目安 |
|---|---|---|
| Forge MOD | Forge | 高い互換性 |
| Fabric MOD | Fabric | Fabric API 必要 |
| Bukkit プラグイン | Paper Spigot | サーバ側のみ |
| クライアント専用MOD | サーバ不要 | サーバ影響なし |
導入前に必ずMODの対応バージョンと依存MODを確認してください。
また同じ機能を持つMODやプラグインを重複して入れると競合が発生しやすいので避けてください。
リソース管理
Aternosは無料で提供される分、メモリやCPUなどのリソースに制限がありますので、リソース管理が重要です。
MODやプラグインは多ければ多いほど負荷が増えますので、本当に必要なものだけを選ぶようにしてください。
サーバー側の最適化策としては、Paperを使う、エンティティやチャンク設定を下げる、不要なデータを削除するなどがあります。
FabricやForge向けの軽量化MODやサーバー最適化プラグインを導入すると改善する場合がありますが、互換性に注意してください。
定期的な再起動とワールドのバックアップを行うことで、負荷蓄積による問題を未然に防げます。
最後に、導入後は動作確認を丁寧に行い、プレイヤーからの報告に素早く対応する運用を心がけてください。
Aternosサーバーのトラブル対処
Aternosサーバーは無料で手軽に使えますが、トラブルが発生することもあります。
この章では起動失敗やラグ、接続不良、ワールド破損、ログの確認方法まで、実践的な対処法をわかりやすく説明します。
起動失敗
まず最初にサーバーログを確認してください、エラーメッセージは原因特定の最短ルートになります。
バージョンの不一致はよくある原因で、クライアントとサーバーのバージョンを合わせるだけで解決する場合があります。
MODやプラグインの競合も起動失敗を招きます、導入したMODを一つずつ無効化して原因を探すと良いです。
メモリ不足の表示がある場合は、不要なMODを外すか、軽量化を図る必要がありますが、Aternosでは割当メモリの上限がある点に注意してください。
ログに特定のクラスやメソッドの例外が出ている場合は、その名前で検索すると同様の事例や解決策が見つかることが多いです。
最終手段としてワールドを一時的にリネームして新サーバーで起動し、問題の切り分けを行ってください。
ラグ対策
プレイ中のラグは体感で難しい問題ですが、原因は多岐にわたります。
サーバー側とクライアント側の両方をチェックするのが基本です、まずはサーバー負荷を軽くしましょう。
- 視界距離の削減
- エンティティ数の制限
- レッドストーンの簡素化
- パフォーマンスMODの導入
- 定期的な再起動
これらは即効性があり、特に視界距離とエンティティ数を下げると効果が出やすいです。
接続問題
接続できない場合は、まずサーバーがオンライン状態かどうかをAternosの管理画面で確認してください。
クライアントのバージョンがサーバーと異なると接続できないので、合わせる必要があります。
ホワイトリストやバン設定も見落としやすいポイントで、該当ユーザーが許可されているか確認してください。
ネットワーク側の問題としては、家庭内ルーターやISPの一時的な障害が原因となることがあります、時間をおいて再接続を試しましょう。
頻繁にタイムアウトする場合は、クライアント側のファイアウォールやセキュリティソフトの設定もチェックしてください。
ワールド破損
ワールドが読み込めない、チャンクが欠けるなどの症状が出たら、まずバックアップの有無を確認してください。
Aternosは自動バックアップ機能がある場合があるため、古い世代から復元できるか調べるのが得策です。
ローカルに世界データをダウンロードしてから修復ツールでチェックする方法が安全性の高い手順です、直接本番上で操作するのは避けてください。
有名な修復ツールを使うと、壊れたチャンクの再生成や不要なエンティティの削除が行えますが、作業前に必ずコピーを取ってください。
修復後はテスト用サーバーで挙動を確認し、問題がなければ本番に戻す流れが安全です。
ログ確認
ログには問題解決のヒントが数多く含まれており、読み方を覚えると対応速度が格段に上がります。
以下の表は、主要なログ種別と確認すべきポイントを簡潔にまとめたものです、状況に応じて参照してください。
| ログ種別 | 確認ポイント |
|---|---|
| startup log | バージョン情報 メモリエラー 依存関係の欠如 |
| crash report | スタックトレース 原因となったMODやプラグイン 発生時のプレイヤー |
| server log | エラーメッセージの頻度 接続時のタイムアウト プラグインの警告 |
ログは上から順に新しい情報が出る形式が多いので、最新部分を先に確認すると効率的です。
また、検索で同じエラーを調べる際には、英語のエラーメッセージをそのまま検索すると有益な情報が見つかることが多いです。
Aternosサーバーを安定運用する手順
Aternosでサーバーを安定運用するためには、日常的な管理と予防措置が重要です。
ここではバックアップから監視まで、実践的な手順をわかりやすく解説いたします。
バックアップ手順
Aternosは自動バックアップ機能が限定的なため、定期的に手動で保存する運用を推奨いたします。
重要なワールドや設定ファイルは、ローカルやクラウドへ別途保管してください。
以下は推奨のバックアップ方針とその設定例をまとめた表です。
| 項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| 頻度 | 毎日 |
| 保存方法 | Aternosダウンロード 外部クラウド保存 |
| 保存世代 | 7世代保持 |
| 対象ファイル | worldフォルダ server.properties plugins設定 |
バックアップはサーバー停止中に行うのが最も安全です。
ダウンロードしたファイルは圧縮して保管し、世代管理を自動化すると復旧が早まります。
アクセス管理
誰がサーバーに入れるかを適切に管理することは、安定運用の基礎です。
プレイヤーの出入りを制限する方法は複数あり、状況に合わせて使い分けると良好です。
- ホワイトリスト有効化
- サーバーパスワード共有の制限
- 接続IPの共有最小化
- Discord連携で招待管理
ホワイトリストを使えば、知らない人の侵入を防げます。
また、参加者の認証をDiscordで行えば、誰が招待したかの履歴も残せます。
権限設定
OP権限やプラグインの権限管理は、サーバーの安全性に直結します。
OPは最小限の人数に限定し、日常の管理は権限プラグインで細かく制御してください。
LuckPermsのような権限管理プラグインを導入すれば、グループごとに細かな権限割り当てが可能です。
権限設定変更時は、テストアカウントで挙動確認を行い、問題が発生しないことを確かめてください。
定期的に権限の見直しを行い、不要な権限は削除すると事故を防げます。
スケジュール管理
安定したプレイ体験を維持するために、再起動やメンテナンスのスケジュールを明確にしましょう。
Aternos自体に細かな自動再起動機能は少ないため、管理者が計画的に再起動をかける必要があります。
ピーク時間帯を避けた短時間の定期メンテナンスを予定すると、ラグや累積メモリ問題を抑えられます。
メンテナンス通知はDiscordやサーバー内告知で事前に周知し、プレイヤーの混乱を避けてください。
また、重要な更新前には必ずバックアップを取り、ロールバック手順を用意しておくことが重要です。
監視とアラート
運用状態を常に把握することで、問題が小さいうちに対処できます。
プラグインを使ってログやプレイヤー数を収集し、異常を検知したら管理者へ通知する仕組みを作ると便利です。
例えばDiscordSRVを導入すれば、チャットやログをDiscordへ転送できます。
外部の監視サービスを使う場合は、Aternosの動的な起動仕様に注意し、確実に監視できる手段を選んでください。
通知はメールやDiscordで受け取り、重大なエラーは即時対応する体制を整備してください。
ログの保存期間とアクセス権も決めておくと、問題発生時の原因追跡が速くなります。
Aternosサーバーからの移行プラン
Aternosサーバーからの移行は、事前準備が成功の鍵です。
まずはワールドと設定ファイル、プラグインやMODのリストを完全にバックアップしてください。
移行先はメモリや処理負荷、対応バージョンを確認し、必要なら有料プランを検討します。
互換性のないMODやプラグインは除外か代替を検討し、ローカルで動作確認を行いましょう。
ファイル転送はFTPやホスティングの管理画面を使い、worldやserver.propertiesを正確に配置します。
移行後はテストプレイで問題を洗い出し、ユーザーにダウンタイムと接続情報を通知してください。


