WordPressでブログやサイトを運営していると、「カテゴリーを追加したいけれど、正しい手順や最適な設定方法が分からない」と感じたことはありませんか。
カテゴリーを適切に追加・管理できないと、サイト構造が煩雑になったり、読者や検索エンジンにも伝わりにくくなってしまいます。
この記事では、WordPressでのカテゴリー追加に関する具体的な手順やポイントをわかりやすく解説し、初心者の方でもすぐに実践できるコツをお伝えします。
カテゴリーの追加だけでなく、その活用方法や運用の注意点まで網羅していますので、これからカテゴリー管理を強化したい方はぜひ参考にしてください。
WordPressでカテゴリーを追加する具体的な手順

WordPressで新たにカテゴリーを追加することで、投稿記事が整理しやすくなり、閲覧するユーザーにとっても使いやすいサイトになります。
カテゴリーの追加方法はいくつかあり、用途に合わせて使い分けることができます。
以下では、ダッシュボードから追加する方法や投稿作成画面から直接追加する方法、項目ごとの細かな設定や注意点について詳しく説明します。
ダッシュボードからカテゴリーを追加する手順
まず、WordPressの管理画面(ダッシュボード)にログインします。
左側のメニューから「投稿」→「カテゴリー」をクリックします。
カテゴリー管理画面が表示されたら、右側の「新規カテゴリーを追加」フォームに必要な情報を入力します。
入力項目の詳細は後述しますが、ここでカテゴリー名やスラッグ、親カテゴリーなどの設定ができます。
最後に「新規カテゴリーを追加」ボタンを押すと、カテゴリーが登録されます。
- ダッシュボードにログイン
- 「投稿」>「カテゴリー」を選択
- 必要項目を入力
- 「新規カテゴリーを追加」ボタンをクリック
投稿作成画面からカテゴリーを追加する手順
新しい記事や既存の記事を編集する際にも、カテゴリーを手軽に追加できます。
記事投稿画面の右側、もしくはブロックエディターの場合は画面のサイドバーの「カテゴリー」セクションを確認します。
この中に「新規カテゴリーを追加」や「+カテゴリーを追加」などのリンクがありますので、クリックして追加したいカテゴリー名を入力します。
親カテゴリーの選択肢が表示された場合は、適切なカテゴリーを選びましょう。
保存もしくは公開をすれば、新しいカテゴリーが適用されます。
手順 | 操作内容 |
---|---|
1 | 投稿作成・編集画面を開く |
2 | 「カテゴリー」欄で「新規カテゴリーを追加」をクリック |
3 | カテゴリー名入力・親カテゴリーの選択 |
4 | 記事を保存または公開 |
カテゴリー名の入力と親カテゴリーの設定
カテゴリー名はユーザーが閲覧する際に表示されるため、わかりやすさや一目で内容が伝わる名前を心がけましょう。
親カテゴリーを設定することで、階層構造を作り分類を細分化できます。
たとえば「レシピ」という親カテゴリーの下に「デザート」や「ドリンク」など子カテゴリーを作成すると、記事がより整理しやすくなります。
カテゴリー名によっては類似の名称などが混在しないよう確認しておくことも大切です。
スラッグの設定方法
スラッグとは、カテゴリーのURLを構成する英数字の文字列です。
日本語でも設定できますが、一般的には半角英数字とハイフンでシンプルにすることが推奨されます。
たとえば「news」や「event-info」など、意味が分かりやすく短いスラッグを設定するとSEO的にも効果的です。
既存のスラッグと重複しないように注意しながら設定しましょう。
説明文の入力とその活用
カテゴリーごとに説明文を入力することができ、これはテーマによってはカテゴリー一覧ページやメタディスクリプションとして利用されます。
カテゴリーの趣旨や内容が簡潔に伝わる説明文を入れておくことで、SEO対策にもつながり、ユーザーにも親切です。
説明文は後からでもいつでも編集可能なので、カテゴリー追加時に記入し忘れても問題ありません。
カテゴリー追加後の確認作業
追加したカテゴリーが正しく表示されているか、意図した親子関係になっているかをチェックしましょう。
投稿記事のカテゴリー選択欄や、サイトのカテゴリー一覧ページなどで確認できます。
また、カテゴリーへのリンク先にアクセスし、URLやページ内容に誤りがないかも合わせて点検しましょう。
カテゴリー追加時によくあるミスと注意点
カテゴリー追加時にありがちなミスはいくつかあります。
- 同じ名前や類似した名前のカテゴリーを複数作ってしまう
- スラッグが重複してしまう
- 親カテゴリーの設定ミスにより階層が崩れる
- カテゴリー名の誤字脱字
- 説明文の記入漏れ
特に、スラッグの重複や階層構造のミスは、後から修正が面倒になるので最初にしっかり確認しましょう。
カテゴリーが増えすぎると管理が煩雑になるため、必要なカテゴリーだけを作成し、定期的に見直しも行うことがポイントです。
WordPressの記事にカテゴリーを割り当てる方法

WordPressでは、記事ごとにカテゴリーを割り当てることで、コンテンツを効率よく整理したり、読者が目的の記事を見つけやすくしたりできます。
カテゴリーの追加や編集は、管理画面から簡単に操作することができます。
ここでは、投稿編集画面でのカテゴリー選択方法や複数記事のカテゴリー一括変更、クイック編集機能の活用方法について解説します。
投稿編集画面でのカテゴリー選択手順
投稿編集画面では、記事にどのカテゴリーを割り当てるかを選択できます。
記事作成時や編集時に、画面右側の「カテゴリー」パネルを確認しましょう。
- WordPressの管理画面にログインします。
- 「投稿」メニューから「新規追加」または既存記事の編集画面を開きます。
- 画面右側にある「カテゴリー」パネルで、割り当てたいカテゴリーにチェックを入れます。
- 必要に応じて新しいカテゴリーをその場で追加することも可能です。
- 編集が終わったら「公開」または「更新」ボタンを押して完了です。
このように、該当するカテゴリーにチェックを入れるだけで簡単に記事へカテゴリーを追加できます。
複数記事のカテゴリー一括変更方法
複数の記事を効率よく整理したい場合、一括操作が便利です。
手順 | 操作内容 |
---|---|
1 | 管理画面で「投稿一覧」を開きます。 |
2 | カテゴリーを変更したい記事にチェックを入れます。 |
3 | 画面上部の「一括操作」から「編集」を選択し「適用」ボタンを押します。 |
4 | 編集エリアに表示される「カテゴリー」で希望のカテゴリーにチェックを入れます。 |
5 | 「更新」ボタンで反映させます。 |
一括編集機能を使うことで、まとめてカテゴリーを追加・変更できるのでサイト運営がスムーズになります。
クイック編集機能の活用方法
「クイック編集」は、記事ごとに素早くカテゴリーを変更したいときに便利な機能です。
- 「投稿一覧」から対象の記事タイトル下の「クイック編集」をクリックします。
- 「カテゴリー」欄に現在設定されているカテゴリーが表示されます。
- 追加したいカテゴリーにチェックを入れたり、不要なものを外したりして調整が可能です。
- 編集内容を確認したら「更新」ボタンで保存します。
クイック編集を活用することで、投稿編集画面を開かず素早く複数の記事を調整できます。
運用頻度の高いブログやニュースサイトではとても重宝する機能です。
WordPressカテゴリー追加の運用・管理ポイント

WordPressでカテゴリーを追加・管理する際は、サイト全体の構造や今後の記事数の増減も考慮した運用が重要です。
適切なカテゴリー設定は、ユーザーの利便性を高め、SEOにも良い影響を与えます。
この章では、カテゴリー追加をより効果的に行うための具体的なポイントを解説します。
カテゴリーの階層を設定する考え方
カテゴリーの階層は、サイト内の記事を体系的に整理するために欠かせません。
親カテゴリーと子カテゴリーをうまく使うことで、ユーザーが目的の記事にたどり着きやすくなります。
階層を決めるコツとしては、下記のポイントが挙げられます。
- まずは大まかな親カテゴリーを決める
- 詳細なジャンルやテーマごとに子カテゴリーを追加する
- 階層は深くしすぎない(2~3段階程度が目安)
カテゴリーの役割ごとに分類することで、記事が増えても整理しやすくなります。
複数の親子関係を持たせないようシンプルな構造を保つことが大切です。
カテゴリー名の付け方のコツ
カテゴリー名は、ひと目で内容がわかるよう明確に設定しましょう。
あいまいな言葉や専門用語は避け、誰でも理解しやすい名称にすることがポイントです。
良い例 | 悪い例 |
---|---|
料理レシピ | いろいろ |
運営ノウハウ | その他 |
WordPress設定 | ○○用 |
カテゴリー名は短く、10文字以内を目安に収めると、メニュー表示や管理もしやすくなります。
新たに追加する際は、他のカテゴリーと重複しないよう注意しましょう。
スラッグを英語に設定するメリット
WordPressでは、カテゴリーごとに「スラッグ」と呼ばれるURLの一部を設定できます。
このスラッグを英語表記にすることで、複数の利点があります。
- URLがシンプルで伝わりやすい
- 検索エンジンへのインデックスがスムーズになる
- 日本語スラッグ特有の解読しづらい文字化けを防げる
たとえば、「news」というスラッグなら「/category/news/」のような見やすいURLになります。
アクセス解析や外部でシェアした際にもURLが読みやすく、管理も手軽です。
このようにスラッグを英語で統一しておくと、運用面での煩わしさを減らせます。
カテゴリー追加後の便利な活用方法

WordPressでカテゴリーを追加した後は、さまざまな場面で効率的に活用できます。
カテゴリーの整理によって、サイトの情報を訪問者にも分かりやすく表示でき、管理もしやすくなります。
ここでは代表的な3つの活用方法を紹介します。
カテゴリー一覧のウィジェット表示
カテゴリーを追加したら、サイトのサイドバーやフッターに「カテゴリー一覧」をウィジェットとして設置できます。
この方法により、訪問者は自分が興味のある分野の記事を簡単に探せるようになります。
ウィジェットを設置する手順は以下の通りです。
- WordPressの管理画面から「外観」→「ウィジェット」を選択
- 「カテゴリー」ウィジェットをサイドバーやフッター領域へドラッグ&ドロップ
- 必要に応じてタイトルや表示形式を設定
カテゴリーウィジェットを使うことで、ユーザーの回遊性も高まり、サイト全体の滞在時間を増やす効果が期待できます。
メニューバーにカテゴリーを追加
さらに、主要カテゴリーをサイトのメニューバーに表示することで、訪問者が目的の記事へスムーズにアクセスできるようになります。
メニュー編集画面からカテゴリーを直接追加でき、見栄えよく並べることも可能です。
操作手順 | 説明 |
---|---|
1. 「外観」→「メニュー」を選択 | WordPress管理画面のサイドメニューを利用 |
2. 「カテゴリー」から表示したいものを選ぶ | チェックボックスで表示したいカテゴリーを選択 |
3. 「メニューに追加」をクリック | 選択したカテゴリーがメニュー項目に追加される |
4. メニューの順番や階層を調整 | ドラッグ&ドロップで並び変えや階層設定が可能 |
5. メニューの保存 | 最後に「メニューを保存」をクリックして完了 |
この設定を行うことで、訪問者がカテゴリーごとの情報へ簡単にアクセスできるようになり、サイトの使い勝手がアップします。
特定カテゴリーの記事一覧ページの活用
カテゴリー追加のもうひとつの大きなメリットは、自動で生成される「カテゴリーごとの記事一覧ページ」の活用です。
各カテゴリーリンクをクリックすると、そのカテゴリーに属する記事が自動で一覧表示されます。
この一覧ページは、特定のテーマや話題ごとの記事をまとめて表示する際にとても便利です。
シーズン企画や特集コーナーを作成する際にも、カテゴリーを活用すると情報整理がしやすくなります。
また、記事数が増えてきた際にも体系的な情報管理ができるため、サイト運営がスムーズになります。
カテゴリーごとのページにSEO設定やカスタムデザインを施せば、より効果的に集客へつなげることも可能です。
WordPressカテゴリー追加で知っておきたい注意点

WordPressで新しくカテゴリーを追加する際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。
意図せずSEOやサイト構造に影響が出てしまうこともあるので、これから紹介する注意点を確認しておくことが大切です。
「未分類」カテゴリーの活用と削除
WordPressを新規でインストールすると、最初から「未分類」というカテゴリーが用意されています。
これは初期設定であり、投稿時にカテゴリーを設定していない記事は自動的にこの「未分類」に振り分けられます。
しかし、「未分類」のままでは読者にとって内容が分かりづらくなり、サイト全体の印象を悪くすることがあります。
もし「未分類」が不要な場合は、まず別のカテゴリーをデフォルトに設定し、その後で「未分類」を削除するようにしましょう。
デフォルトカテゴリーの変更は「設定」→「投稿設定」から行えます。
不要な「未分類」のまま投稿が増えてしまうと、後から修正が大変になることも多いので、サイト運用開始時にしっかり設定しておくことがポイントです。
未分類の扱い | 推奨対応 |
---|---|
そのまま使う | 記事内容が多様な場合のみ検討 |
削除したい場合 | 別カテゴリーをデフォルトに設定後に削除 |
1投稿に複数カテゴリーを設定する際の注意
WordPressでは、1つの記事に複数のカテゴリーを設定することが可能です。
関連記事をまとめたり、多角的に記事を分類したいときに便利ですが、いくつか注意点もあります。
- 記事が複数のカテゴリーに重複掲載されることで、ユーザーが混乱することがある
- Googleの検索アルゴリズム次第では、同じ内容の記事URLが複数生成されることで「重複コンテンツ」と判断されるリスクもある
- カテゴリーごとの運用ルールを明確にすることで、振り分けミスや管理ミスを予防できる
複数カテゴリーを利用する際は、カテゴリの役割分担や記事ごとの紐付け基準をあらかじめ決めておくのがおすすめです。
カテゴリーの増やしすぎによるデメリット
カテゴリーをたくさん作りすぎると、サイト全体の構造が複雑になりやすいです。
ユーザーが情報を探しにくくなったり、SEO的にも良くない影響が出る場合があります。
以下に、カテゴリーを増やしすぎることで起こる主なデメリットをまとめました。
デメリット | 内容 |
---|---|
サイトの構造が複雑化 | ナビゲーションやカテゴリー一覧が分かりづらくなる |
記事の分類基準があいまいになる | どのカテゴリーに入れるかで迷いやすく、管理が面倒に |
SEOの評価分散 | 似たような内容のカテゴリーが増えることで、検索エンジンからの評価が分かれやすい |
カテゴリーはサイトの目的や記事内容に合わせて適切な数に絞ることが、分かりやすく管理しやすいサイト作りにつながります。
WordPressでカテゴリーを追加する際に押さえたい重要ポイント

カテゴリーを追加する際には、WordPressサイト運営における整理整頓の基本を意識すると使いやすい仕組みが作れます。
特に、サイトの規模や記事数を考慮してカテゴリーを作成すれば、後から管理がしやすくなります。
また、既存のカテゴリーと被らないように新しいカテゴリー名をつけることも大切です。
SEOの観点からも、カテゴリーは適切に設定することで記事やサイト全体の評価向上につながります。
カテゴリー数が多すぎたり、不要な重複カテゴリーを作成すると、訪問ユーザーが迷ってしまう原因となるため注意しましょう。
さらに、カテゴリーの追加後は該当する記事を正しく振り分けることで、ナビゲーション性を高めることができます。
このように、カテゴリー追加の作業では運営目線とユーザー目線をバランスよく意識することがポイントです。
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